長い歴史と大陸からの
文化が織りなす丹後半島
大陸からの文化・技術
京都府北部に位置する丹後半島は古来より海の玄関口として、大陸との交流をとおして製鉄や稲作、織物、酒づくりなどさまざまな文化や技術がもたらされました。かつて、古代王国の丹後王国が栄えたと言われるこの半島には、5,000基以上の古墳が存在しており、墳墓の埋葬品からは多くの鉄剣が出土しています。また、日本最古級の遠處遺跡群の鍛冶工房跡からは、5世紀末頃から鉄生産を行っていたことがわかる鉄製の出土品も多く発見されています。
地域の伝承
鬼が封じ込まれたという言い伝えのある立岩。鬼を切った刀を奉納したという竹野神社などこのエリアには鬼や刀にまつわる伝説が残っています。
人の営み
この地の人々は昔から豊かな大自然と調和しながら、暮らし、働き、ものづくりをしてきました。人と人との交流によって、新しいコトやモノが生み出され続けてきた場所です。そして、時を越えてこの地に日本刀の技術や精神性を次世代へ継承する新たな鍛冶場「日本玄承社」が誕生しました。